地域のみなさんと「♪一、二、三」
南第二地域包括支援センターのラジオ体操好評
保健師や社会福祉士、主任ケアマネジャーなどの専門的なスタッフを配置して高齢者や家族の総合相談、虐待の防止・早期発見、介護予防ケアマネジメントなどで総合的に高齢者の生活を支援している地域包括支援センター。堺市の南第2地域包括支援センターは堺市の委託を受け、こころの家族が運営しています。
同センターでは、職員たちの工夫により料理のレシピ冊子作りなど独自の取り組みを展開しています。近年地域の人たちに好評なプログラムは「ラジオ体操」です。
コロナ禍で外出自粛要請が出始めた3年前、閉じこもった地域の高齢者の様子を知るにはどうしたらよいか?と職員たちが考えだしたのがラジオ体操でした。センターは、最近整備された原山公園の入り口にあり、外は緑いっぱいで広々。「密」にならずに体操ができます。
はじめは週1回の活動でしたが、地域の人たちの周知が広がり、そのうち毎週火曜と木曜朝9時15分から行うようになりました。火曜日は、同センターがあるマンションの花壇手入れの活動日なのでそのメンバーも加わり毎回約20人は集まります。
初回から参加している男性は、「腰が痛くて体操できるかな?」と不安を抱えての参加でしたが、これまで皆勤。「腰の調子が良くなった」と、ラジオ体操の効果に大喜び。最近では、体操の後、職員指導による口腔体操も実施しています。